作品展示がありました(平面)
[掲載日]2025.09.30今年度1回目の作品展示がありました。
今回は、それぞれ平面の作品を製作し、保護者の方々に子ども達のすくすくを見て頂きましたよ。
こりす組(0歳児):「ぺたぺた・ぬりぬり・つんつん」
4月から絵の具を手に付けて手形を取ったり、指に絵の具をつけ“つんつん”と指スタンプをしたり、足に絵の具をつけて足形をとったり、絵の具の感触を楽しんできたこりす組さん。
初めは、画用紙を出しても絵の具のついた手を握ったり開いたりしてじっと不思議そうに見つめる姿があったので、「べたべただね」「ムニムニするね」と声をかけながら先生と手につく絵の具の感触を一緒に楽しみました。
少しずつ感触に慣れていくと、自分から手を伸ばし、画用紙に“ぺたぺた”と色がついていくのを喜ぶ姿が増えていきました。
今回は、画用紙だけでなく、透明シート、段ボールと違った素材でそれぞれの感触にも触れ、つるつるやざらざらの感触を手先で感じました。
それぞれの感触に「あっ!」や「んー!」と声を出し先生と一緒に楽しんだり、絵の具が付いていくのをのぞき込んでみたりする姿もありましたよ。
こいぬ組(1歳児):「どんどんあるくのたのしいな」
園庭や冒険の丘を散歩することが大好きなこいぬ組さん。散歩に出かけるときには、自分で靴を取りに行って散歩を楽しんでいます。
そんな姿から今回は、子ども達の大好きな靴を作りましたよ。
靴づくりでは三色の靴から好きな色を選び、クレヨンで線や点で模様描きを楽しみました。
靴やクレヨンを選ぶ際には「あか」「あお」などと言葉に出したり、じっと見つめたりして好きな色を選んでいましたよ。
クレヨンでのお絵描き遊びをしていくうちにクレヨンを力強く握ることが出来るようになったこいぬ組さん。
濃くはっきりした線で、手をぐるぐると回したり、点線が気をしたりしながら画用紙いっぱいに自分なりの表現を楽しんで製作していましたよ。
靴を飾る土台はスチロール板にタンポで色と模様を付けて、芝生や地面を表現。
先生と一緒に土台に靴を飾っていくと、今にも歩き出しそうな躍動感あふれる作品に!
これからも、素敵な靴を履いて一緒にお出かけしようね。
こあら組(2歳児):「おいしい♡ くだもののき」
毎日給食の時間に「きょうのくだもの、なあに?」とわくわくした声が飛び交うこあら組さん。
りんごやバナナ、いちごなどそれぞれお気に入りのくだものがあるようです。
色々なくだものが実っているくだものの木がでてくる絵本(「ノンタンピクニックららら」)も「ぼく、ばななすきー♡」などとつぶやきが聞こえてくるほどお気に入り。
そこで今回は、くだものの木を題材に、それぞれが好きなくだものを選んで表現しました。
小さな手でしっかり筆やハケを握って画用紙いっぱいに筆を動かす姿や子どもたちなりのイメージやこだわりをもちながら集中して動かす姿。
こあら組さんのすくすくがいっぱいです。
木の幹の部分は、クレパスで模様をつけた紙をびりびりと破り、のりで貼り付けました。
「やぶっていいのー?」と最初は困った顔をしながらも、親指と人差し指でしっかりと紙をつまみながらビリビリ破いて楽しんでいました。
のりを使う際は、「ぬりぬり…」「のばして!のばして!」と思わず口ずさみながら指でのりを伸ばして貼ることを大切に進めていましたよ。
おいしそうなくだものの木がたくさんできました。
ぱんだ組(3歳児):「みてみて♪わたしのかぞく」
クレヨンで絵を描くことが好きで、クレヨンの活動の際には好きな色を使ってとてもいきいきと楽しむぱんだ組さん。
4月に自分の顔を描いてみた際は、鏡で自分の顔をじっくりと観察しながら「めがあるね。めはくろだよ。くちはここ」と興味深く取り組む姿がありました。
それから日々の遊びを通しても成長が見られ、3歳児ならではの頭足人から、様々なせにゃまるを書いて具体的に身体や手足、指などを表現するお友達も増えてきましたよ。
「○○はこのいろがすきだよ!つぎはあお!きいろもいいかな?」と自分達で好きな色を選び、重ねたりしながら色の変化に興味を持ち、ローラーを色々な方向にコロコロ転がして色を付けた屋根。
目や口を描き加えて「いいね!おかあさんかわいいよ」とつぶやいたり、「おとうさんはくるくるかみなの」などと話したりしながらより表情がいきいきとして見えることを楽しみながら描いた家族。
製作していく間にも「ここはこのいろはみえないね。このいろがいい」と色の選び方の変化などすくすくがたくさんありましたよ。
さくら組(4歳児):「きりばりあーと」
普段の製作活動を通して、描いた線に沿ってはさみで切ったり、画用紙を小さく切ったりする経験をしてきたさくら組さん。
今回は、自分の作りたい形を切り貼りし、生き物を製作しました。図鑑を見たり写真を見たりして、「かおは さんかくみたいな かたちをしている」「まえあしのほうが みじかいよ」と生き物の特徴を発見したり、「もういっかい ずかんをみてみる!」ともっと調べてみようとしたりする姿がありました。
これまでの経験から、描いた線の直線部分はスムーズにキレる子供が多く、たくさんあるパーツも次々と切っていくさくら組さん。
形が小さくなればなるほど、曲線やジグザグした線に「むずかしい…」「きれない…」と苦戦する様子もありましたが、切り方を伝えると、支えている手の位置や画用紙の向きを変えながら、手先に集中してゆっくりと線を沿うように木って行く姿が見られるようになりましたよ。
「ひげがあるよ」「あしが まるまっているよ」など子ども達の気付きから、画用紙を細長くきりひげにしたり、切った画用紙を丸めて足の丸真理を表現したりと子ども達の工夫やこだわりもたくさん詰まっています。
つき組(5歳児):「あったらいいな きょだいな○○」
“きょだいな きょだいな”の絵本を見て、「ほんとうに あるのかな?」「おもしろい!」と友達との会話を楽しんでいたつき組さん。
「絵本に登場する“きょだいな○○”があったら、つき組さんだったら何をする?」という質問に、様々な想像を膨らませながら考える姿があったため、今回、作品にしてみました。
「うんてんしてみたいな」「おなかいっぱい たべたいな」と自分達が考えた“きょだいな○○”で何をしたいかも楽しそうに考えていましたよ。
テーマが決まった後は、写真を見ながら作りたいものにはどのような形があるのか探し、パーツ作りをし、切ったパーツを使ってぼかし絵をし、形を描いていきましたよ。
ぼかし絵は、とても力のいる工程で、はっきりと色や形を出すことが難しく「てがいたい、つかれた」と大変そうな様子もありましたが、諦めずにやり切ったつき組さん。
最後まで取り組み、根気強さに繋がりました。画用紙に形が見えてくると「すごい!できる!」「たいへんだけど たのしいね」と嬉しそうにしていましたよ。
作品の中には、「きょだいな○○」を体験している自分も描きました。
手や足の動きなど写真で撮ったポーズを見ながら、丁寧に表現しましたよ。